2014/02/16

「さち子」の作曲をみてみよう (Lamp「ゆめ」より)

Lampの「さち子」を耳コピしてみました。(暇なんです)

聴き取りのために何度も聴いたのですが、やっぱり好き。
以下に、「さち子」の中身を見ていこうと思います。

 追記:
 別記事に、「雨降る夜の向こう」と「八月の詩情」のコードワークについて書きました
 興味ある方はこちらもどうぞ。
 ◆Lamp「雨降る夜の向こう」「八月の詩情」のコードを聴こう
 http://kaho-ss.blogspot.jp/2015/02/lamp1.html



2014/02/12

黒田硫黄のことば(「Like a KIRIGIRISU」インタビューより)

「Like a KIRIGIRISU "保障のない人生"を安心して生きる方法"」(伊藤氏貴・著)

という本に、
漫画家の黒田硫黄さんが挿絵/インタビューで参加されています。

黒田硫黄、略歴を語る、といったようなインタビューのなかで
彼が最後にぽろっとこぼした一言が心に残りました。

名言とかそういうものではなく、
飾り気のない本音として。
下記引用します。


2014/02/05

Lamp「ゆめ」買いました

Lampの7thアルバム「ゆめ」を買ってきました。
まずはひと通りきいて放心しています。

■Lamp - さち子


「シンフォニー」から一曲ずつ聴いていって、
10曲目の「さち子」がはじまった瞬間、体がしびれました。
例えじゃなくしびれた。
自分でも驚いた。

アルバム通しで聴くと、単曲で視聴した時とは違う、ふしぎな重みがあって、
一曲一曲、一段一段の積み上げが終曲の「さち子」で奇跡のように結実している

と、目をうるうるさせて感じました。
いい曲ばかりで、平日の夜なのに眠れないや。

バンドの世界では、1stアルバムが最も良いというケースがよくあるけれど、
Lampは真逆で、出せば出すほど上手くなっていきます。

作曲技術は向上しても、決して小難しくならず、
アレンジは豪華にパワーアップしつつ、
いつも以上にシンプルでポップに仕上げる、

という離れ業をみせています。信じられない。



難しく考えずとも、
あっ名盤と直感で思ってしまうくらい名盤です。
聴いてみたらその理由はわかりますので、全力でおすすめします。

名盤の条件は色々あると思うのですが、

アルバムを聴いた個々人が、
「これは私ひとりのために作られた音楽だ」 と錯覚するくらいの、私的な手触り
こそが大事かなと思うのです。

Lampの「ゆめ」はまさにそんなアルバムで、
彼らの創りだした、「こういうの好きでしょ」という極私的で思い切った提案は、
すべてが僕にとってかけがえのないものに感じられます。

初めて聴くのに親しみを感じる、好きの連鎖。
「こういうの大好きです!」と全力で首肯します。

Lampの世界は、現在の主流とはことなる特異点かもしれないけれど、
特異点であるからこそ、世代を超えた普遍性を持つことがあるだろうと思います。
過去の名盤が、その時代としては異端だったように。
時間はかかるかもしれないけど、いつかは伝わっていくはず。

僕の中では、Lampはすでに音楽の中心にいます。



一回聴いただけなのに、僕の音楽観はもう崩壊させられてしまったようで、
この作品を語る言葉がなかなか見つからないのです。

何回も聴いて、感想を探してみたいと思います。


(追記)
このアルバム、作詞やフルート、そして歌唱において、
香保里さんの躍進が光りますね。
Lamp第3の才能がますます開花してます。

「二人のいた風景」の香保里さん、ものすごく可愛い歌唱!
まるでアイドルソングみたい。
ポップな曲を歌わせよう、という染谷さんの狙いがピタリとハマっています。

そして第4の刺客、北園みなみさん。
彼のお陰で、Lampにクラシックの響きまで加わっています。
好きな好きな方へ進化していく。
「ため息の行方」の北園さんのベース、フルートアレンジが格別。


(14/02/18追記)
さち子の感想を別記事でupしました。

・「さち子」の作曲をみてみよう (Lamp「ゆめ」より)