2014/05/25

Lamp Live 『ゆめ』 @代官山UNIT に行ってきました

2014/5/24に行われたLampのライブ @代官山UNIT  に行ってきました。

楽しかったです。
素晴らしい演奏でした。

細かいライブレポはどなたかがお書きになると期待して、
備忘録だけつけておきます。





■セットリスト
(2ch書き込みから引用+追記しています)

  シンフォニー
  雨降る夜の向こう
  青い海岸線から
  二人のいた風景
  風の午後に
  ひろがるなみだ
  今夜も君にテレフォンコール
  密やかに
  渚アラモード
  残像のスケッチ
  冷ややかな情景
  Oremus (Edu Loboカバー)
  さち子
  恋人と雨雲
  A都市の秋
  君とぼくとのさよならに
  空想夜間飛行

最新アルバム「ゆめ」中心かとおもいきや、
過去のアルバムのハイライトを惜しげもなく盛り込んだ選曲。

Lampファンが見れば、感涙しそうなリストです。

Lampの作品に触れるといつも同じことを思うけれど、
こちらがどれだけ期待していっても、
その期待を遥かに上回るパフォーマンスを見せてくれます。
ほんとに嬉しい。



■備忘録10


開演前BGMに、新川忠さんのアルバム「Sweet Hereafter」が流されていました。
好きな「Berry Dance」が流れて、なんだか初めから楽しい気分に。

会場で久しぶりに聴いたらあんまりにも気に入ってしまって、
新川さんのアルバムを聴きながらいまこのブログを書いています。いいなあ。
これは、新川さんの間接的な「ライブ参加」だと思っておきます。



冒頭は、やっぱりシンフォニー。
あのシンセ音が鳴り響いて、一気に引き込まれました。
たった一音で心を動かすのってすごい。

今回のライブでは、いくつかの曲で印象的なアレンジが施されていました。
特に気に入ったのが、要所要所のブレイク。

うろ覚えですが、
シンフォニーだと、「ノスタールジア―」のあとで、1拍のブレイクが加わっていました。
観客をはっとさせる演出。
演奏と照明効果がバシッと決まって最高にカッコ良かったです。



個人的には、永井さんの「密やかに」弾き語りが最も嬉しくて、最も感動しました。
アルバム「ランプ幻想」のなかでも地味な曲なので、まさか聴けると思っていなかった。
静かで淡々としているけれど、力強い歌唱でした。
この日一番でうるっときた。

今日のライブ、僕の偏愛するアルバムから
「密やかに」「雨降る夜の向こう」が聴けただけでも感無量、という感じです。
うーん嬉しかった。



私感ですが、
染谷さんの曲は、どれもライブ映えするサウンドばかりで、
体が勝手に動いてしまう気持ちよさがあるなあと感じました。
「青い海岸線から」「冷ややかな情景」 ほか全て。

気持ちよさの理由は、どの曲にもリズミカルな「キメ」が入っているからかなと思いました。
ジャズセッションの発想です。
複雑なリフや、変則的なアクセントが、全員でピタッと決まると
めちゃめちゃ気持ちいい。

Lampの曲って、弾き語りもあって、キメもあって、
実は極めてライブ向きなのではないでしょうか。



榊原香保里さんの歌唱にときめきました。
ライブでも繊細なニュアンスはかわらず、音程感も抜群でした。

特に良かったのは、冒頭に恐ろしく深いリバーブがかかった「冷ややかな情景」。
ラストの大サビの高音が美しい「恋人と雨雲」。(聴けてよかった!)

特に永井さんとのユニゾンやハモリになると、優しい声質がより際立つ感じです。
「風の午後に」のハモリはCD版より好みでした。
歌い方が柔らかくなったせいかもしれません。



セットリストの中でも異彩を放つ、Edu LoboのOremusカバー。
聴いた瞬間、あまりに特別なハーモニーだったので、
これ、染谷さんが大好きなあの曲や! と気づきました。

この名曲を、香保里さんのウィスパーボイスで歌いあげるという趣向で、
染谷さんの趣味全開なナンバーでした。
そしてシームレスに次曲の「さち子」へ。

バンドの私物化が見事に功を奏して、感動的なステージになっていました。
実はこういうささやき声が似合う曲なんですね。
MPBカバー集とか出すと面白いかもしれません。



「メインの3人だけでなく、サポートメンバーも全員含めてLamp」の意味がわかりました。
演奏、素晴らしかったなあ。
とにかく複雑なアクセントが縦に揃う。揃いすぎずに、息は合う。

CDのような繊細な演奏、ではなく、
来た人を楽しませ、盛り上げるための力強い演奏でした。
PA・演出も含め。

アップテンポな曲は、よりアップテンポに。
ラストのアンコール曲「空想夜間飛行」の駆け抜ける感じはすごかった。
どんなバンドにも負けないくらいノリノリな音。



LampのMCは恐ろしくヘンテコなのですが、客もそれを期待している節があり
「需要と供給」が謎のバランスで成立していました。

笑った。



染谷さんの口笛がうまかった。



また行きたいです。


■「さち子」の作曲をみてみよう (Lamp「ゆめ」より)
http://kaho-ss.blogspot.jp/2014/02/lamp_16.html

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