2014/06/06

竹達彩奈・小林俊太郎・沖井礼二の「わんだふるワールド」を聴いて

ざっきです。

竹達彩奈さんのシングル「わんだふるワールド」が6/4に発売。
カップリングに、沖井礼二さんの「サーフでゴゴゴ」がはいってます。
こちらで試聴できます。


以下、ちょっと感想。




■「サーフでゴゴゴ」の話。

沖井さんの作品は条件反射で全部買うのですが、
今作は、聴いてて幸せになる佳曲です。めっちゃ楽しい。

サーフ・ミュージック調のAメロから、
お得意のF on G系コードへスムーズに移行していきます。

疾走するリズムに反して、恐ろしく丁寧なコーラス・ワークが入っていて
大胆さと繊細さが同時に耳に入ってきます。
沖井さんしか作らない、作れない音。
沖井さんの作曲は、いつでも丁寧なハーモニーを欠かさないところが好きです。

今作は特に歌詞が攻め攻めで楽しいです
パロディと、言葉遊びもあって、とてもツボ。
僕の好きな真部脩一さんにも似て。
これだけベテランなのに、さらに一皮むけている。凄いです。

2番の歌詞。
サザンとTUBEとBeach Boys
それにちゃっかりシンバルズ
mp3でぶち込み
行くぜサーフィン!

「ちゃっかりシンバルズ」って、聴いてて不思議な嬉しさがあります。
プレイリストの片隅にシンバルズを入れたい、という気持ち
ファンなら特に納得できるところだと思うので。


■表題曲「わんだふるワールド」の話。


小林俊太郎さんの曲は、
沖井礼二さん直系の、ポスト渋谷系の文法を使いこなしながら
JPOPの黄金律を踏まえてバランスを取る、
というイイトコどりなサウンドになっています。

作曲姿勢としては、元cymbalsの矢野博康さんに近いものを感じます。
沖井サウンドの分解・再構築で
誰よりもポップな音をつくろうという姿勢。

「わんだふるワールド」を聴いて分かるように、
ポスト渋谷系の音と、沖井さんのベースプレイは相性抜群で、
これしかないという音を鳴らしてくれます。

竹達さんのサポートメンバーとしては、
やっぱり小林さんと沖井さんのコンビが好きだなあと実感。
天真爛漫な声がより活き活きと聞こえる感じがします。

そんな小林さんの曲で好きなのは「Candy Love」。
この曲でファンになりました。
サビで「わっ」とくる感じがいいなあ。


***

ここまでかいて、彼らの今作のインタビュー記事(ナタリー)を見つけました。

Candy Loveの話も、小林さんのJPOP文法の話も、沖井さんの作詞も
僕が思ったこと・読みたいことが大体かいてありました。
やっぱり、Candy Loveって大事な曲だったんですね。


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