2017/05/15

作曲が面白いゲーム・アニメソング(ちょっぴり電波)

今回は、ゲーム・アニメソングを取り上げてみます。10曲です。
ちょっぴり電波っぽいものも選んでみました。
自分の好みで、バンダイナムコとコナミが多めです。

■1. 山形まり花(日高里菜)/芽兎めう(五十嵐裕美) - ちくわパフェだよ☆CKP

作曲はARMさん。サビのコードはTOMOSUKEさんも入っているそうです。
複雑で美しいですね……。サビ部分を聴きとってみましょう。

以下続きます。間違い多いと思いますので、話半分でどうぞ。



サビの聴きとりです。

動画1:31- (音源1:16-)
ちくパのあじは       にているね          パパパ
            I△7          #IV7(9, #11, b13)  
                            (#IVホールトーン)

ウーパー   ルーパー                                みんな
IV△7       V7/IV       IIIm7       VI7(#9, b13)

えが       お   やぶれ    かぶ       れ
    IIm9     V9            I△9       VIm7

むてきのハーモニー                        ちくパの
II6                 V7(9,11,13)    V7(b9,b13)
                                           (Vオルタード)

はごたえ      おてまえ            パパパ
I△7           #IV7(9, #11, b13)
                  (#IVホールトーン)

グーパー    チョ   キ          パー             ちくわの
IV△7        V7   #Vdim7    IIIm9   VI7(b9)
                                                 (VI HMP5B)

あ              な           のぞけば                    ほ    ら
IIm7(9,13)   V7(9,13)        bVII7(9,#11,13)      VIm7
                                        (bVII リディアンb7)

    きらきらひかる                みら     い        が           みえ     る
IIm7                   IIIm     IVm6      bIII7(9,11,13)     V9       I

難しいです……。
ここまで複雑だと、コードネームはどんな表記でもよくて、
スケールの方が大事そうですね。

全体的に、9thの多用でおしゃれでカッコイイ響きがします。
赤字のホールトーンスケールのふわふわ感がよく効いてますね。
サビ最後のbIII7ってどういう機能でしょうか? わかんないです……。

この曲はホールトーンスケールがいっぱい出てきて楽しいです。
3:27-の間奏部分が特にふわふわです。

・関連記事
 ひなビタ♪ あのね!「ホールトーンスケールってなぁに?」


■2. MOSAIC.WAV - ストレス Free Style
作曲は柏森進さん。ピコピコフレーズの洪水。サビの音数すごいです。
ピコピコしながら、過去の音楽への愛も感じますね。
MOSAIC.WAVの曲の中でも、特に感情のこもった熱唱で好きです。
柏森さんは、作詞も素晴らしいです。良い歌詞


■3. 双海亜美/真美 (下田麻美) - 黎明スターライン
作曲は増渕裕二さん。ドラムの方なので、凝ったリズムが楽しいですね。
変拍子よりも、ポリリズム寄りなところも大好き。
2:50- がカッコよくてお気に入りです。

・過去記事
  増渕裕二さんのグッとくる佳曲


■4. NU-KO - ポチコの幸せな日常
作曲はPONさん。明るくて元気になる曲。
爽快な曲調に、0:41-サビ前の短三度下転調がピッタリです。好き。
1:24- 珍しいジャズな落ちサビ! カッコイイです。
この曲聴くと、飼ってたペット思い出してちょっと泣きそうになります。


■5. KOTOKO - 常識!バトラー行進曲
作曲は井内舞子さん。井内さんいいですよね。
ドレミの歌のような明快な上行のモチーフにコーラスが重なる、
底抜けに楽しい名曲です。
2:50の落ちサビも、可愛げな電子音が寄り添って素敵。


■6. 愛原圭織 - SORA-IV ブンパソング

作曲はMONACA・高田龍一さん。太鼓の達人の中でも特に攻めた楽曲です。
和音進行が全然わからないのに、聴けば聴くほど癖になります。
複雑なようで、要所要所できちんとツーファイブが鳴るので
ちゃんと着地感も出ています。グッときます。


■7. 日野茜(赤崎千夏) - 熱血乙女A
作曲はJesahmさん。編曲は日比野裕史さん。
フル版で聴くと、間奏のギターソロがめちゃめちゃ美しいです。
間奏のコードはこんな感じでしょうか。(買って聴いてみてください)

音源2:46-
|  IV△7         | V7/IV        | IIIm7           | VI9b5     VI9   |

|  II7(9,13)    II7(9,b13)    II9        |   V7(9,11)     |

|   Vm9         | Isus4     I   |

間奏に入って9thコードの響きが溢れだします。わっと広がる感じ。
ギターが奏でる赤字のb5の音が大好きです。
青字のダブルドミナント上のクリシェも綺麗ですね……。惚れ惚れします。

・過去記事
 jesahm(自営山)さんの音楽を聴こう (耳コピつき)


■8. かめりあ feat. ななひら - 混乱少女♥そふらんちゃん!!
作曲はかめりあさん。変拍子とテンポ変化と超複雑なコードです。
でもメロディーはキャッチーで、歌詞にはリズムの解説も入っている優しさ。
3拍子・6拍子系が好きなので、0:45- と1:02-のところが好きです。
この曲パッと聴きとれる方いるんでしょうか……。
リズムゲームだからこそ生み出された面白い楽曲です。


■9. ミネラル★ミラクル★ミューズ - デートTime
作曲は横山裕章さん。編曲は玉井健二さんと古川貴浩さん。
スティールパンが明るくて気持ちいいですね。
サビ前の転調がかっこいいです。聴いてみます。
動画0:22- (音源0:38-)
key:E
はっしゃおん むねのおと    み  た   い   に
|   IIm7        |   IIIm7       | IVm       IVm        |
                                     (IVドリアン)  (IVエオリアン)  
きゅるるん    どんどん
|   VI7        |  II△          |

サビで長二度上に転調します。サブドミナントマイナー(IVm)挟むのはすごいです。
※ ものすごく細かいところなのですが、
IVm 上でスケールを整えてからVI7につないでいるようです。
(スチールパンがドリアンで先行して、ギターがエオリアンで書き換える)

IVドリアンのレ(F#)を、 IVエオリアンのレb(ド#)(F)  で書き換えて、
VI7(ラ  ド#  ミ  ソ) (C#  E#(F)  G# B)との隔たりを埋めています。
(または IVm をIm(主和音) とみなして、跳躍しやすくしています)
すごい……。


■10. 諸星きらり(松嵜麗) - ましゅまろ☆キッス
作曲はトリ音さん。
鍵盤演奏っぽい旋律的なベースラインがいいですよね。
aug・ホールトーンスケールの使い方がかわいくて好きです。
動画0:18- (音源0:12) 「ぷにぷに」aug
動画0:43- (音源0:37)  Aメロ前 aug
動画1:20- (音源1:14) 「たいへん」ホールトーンスケール

4 件のコメント:

  1. kahoさん いつも分かりやすい解説ありがとうございます。
    音楽を始めたばかりで知識がそこまで付いてないのでとても参考になります。
    突然なのですが、最近友人に勧められたpcゲームの楽曲で「あの夏の宝物」
    という楽曲があります。

    https://www.youtube.com/watch?v=7TJRN6oVJm0

    サビとサビの途中で転調をしていて面白い楽曲だな〜と思いました。
    もし、よろしければ楽曲の解説の方お願いします!

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  2. こんにちはAZUSAさん。お読みいただきありがとうございます。
    「あの夏の宝物」聴いてみました。

    1:09- サビ手前で長2度上転調(key+2)、
    1:12- サビの頭で短2度上転調(key+1)、
    1:35- サビ途中で短3度下転調(key-3)

    という感じかなと思います。
    あえてサビ前の転調を「+2」と「+1」に分けているのは珍しい作り方だと思いました。
    +1の半音上げはかなり強烈な響きなので、サビの盛り上げのために使いたかったんですね。多分。
    イントロは転回形が多くてクラシカルです。

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  3. kaho さん 返信ありがとうございます。また、丁寧な解説ありがとうございます!
    (key+2) (key+1)で分けていたなんて全くわかりませんでした。笑
    1:09のBsus4→B7(間違っていたらすみません)はこの楽曲の元のキーのDのVIメジャーコードだと思っていまして、
    いきなりBというコードから裏のFというコードに転調したのかな?
    裏コード的な何かなのかな?って感じチンプンカンプンでした。。

    この場合の(key+1)の半音転調ってpopsのラスサビ等にある理論とかあんまり気にしない感じのやつなのでしょうか?
    それともなにか理論的に転調しているやつなのでしょうか?

    質問ばかりですみません・・・もしよろしければ教えて頂きたいです!

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  4. コメントありがとうございます。僕もあまり詳しくなく、、なんとなくでお答えしますね。

    聴いた感じは、popsのラスサビの+1と同じ、唐突な効果を狙っているように感じました。理論なしでもいいかなと思います。
    曲展開を考えると、+1だけを使うと帰りの-1がとても戻りづらいので、+2も加えて+3にしておき、帰りの-3を戻りやすく狙いがあるのかもしれませんね。

    理論がなにかないか考えてみると、、AZUSAさんおっしゃるように裏コードの関係だからB→Fもありという判断かなと思います。
    (B7の第3音「D#」が、F△の「F」に進んで、ちょっぴり解決された感じが得られるのかもしれません)

    別の例で、IV→VIIm7b5 とか、I → #IVm7b5 のように、増4度でベースが動くこと自体はよく見ますね。
    この延長で、I → #IVm7のようなマイナーへの進行はたまに使われるように思います(菅野よう子さんとか)
    同様に、I →#IV のようなメジャーからメジャーも、キツい感じがしますがこの延長でアリなのかもしれません。

    そのほか、キーDのVIメジャーコードの部分が数秒間だけしか出てこないので、
    聴感上はそのままDからFに短三度転調するとみなされて、違和感が出にくいのかもしれません。

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